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大学生活

まだ始まったばかりの娘の大学生活、傍から見ていても、実に楽しそうだ。 家に帰るなり、家内に、その日の出来事を立て板に水のように喋りまくる。 こちらが、聞いていようがどうか、そんな事は、お構いなしに、話したいことを一方的に機関銃のように話す。 授業で習ったこと、新しい友人のこと、そして、体験入部したサークルのこと・・・ 昨夜など、数学の授業で、出された問題に、一番早く答え、教授から、花丸を貰った、と、嬉しそうに、花の形の丸が赤く書かれた解答用紙を見せる。 私は、詳しくは知らないが、奨学金のハナシもしていた。 満面の笑顔だ。 何の憂いも無い、そう思える。 

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新しい春

昨夜は、実に可愛い娘の横顔を見た。 大学入試の全てを終え、この春から通う大学を決めた娘に、「頑張ったな! おめでとう!」と声をかけた。 娘は、最初、ちょっとだけ驚いた顔をしていた。 私に対して、正面を向くことは無かったが、その横顔が少し赤くなり、そして、満面の笑みでは無いが、しかし、心からの笑顔となった。 小さく頷く娘・・・ 「行く学校が決まったんだ、これで、心おきなく買い物が出来るな!? さて、どちらが先に欲しい? パソコンか? MDコンポか?」 家内が、PCは学校に通い始めてからでもいい、と言う。 なるほど、言われれば、確かに、その通りだ。 息子と娘に、それぞれ言った。 息子には、父親の家庭での役目を、娘には、母親がしている事を、少しづつでもいいから、肩代わりをするように、と。 いつも、私の言うことを、茶化して聞いている2人だが、昨夜は、真剣に聞いてくれていたようだ。 
高校卒業

娘が昨日、高校を卒業した。 家内と、しみじみと話をしたが、何ともアッという間の3年間であった。 しかし、娘ほど、高校生活を満喫した者は、さほど多くはないと思えるほど、盛りだくさんの日々であった。 とある私立高校に特待生で合格したが、その学校には新体操部が無いので、どうしても、新体操部のある公立高校に行きたいと言い、それを私が了解すると、直接言うのは恥ずかしいのか、お礼の手紙書いた娘・・・ クラブで熱心に活動し、部長になり、最後の地方予選大会でギリギリ入賞し、部員から、友達からお祝いされ、涙ぐんでいた娘・・・ 学校の行事を、とても楽しみにして、積極的に参加して、友人と思いきり楽しんだ娘・・・ 行きたい学校を選び、進みたい道を選択し、受験に真剣に挑んだ娘・・・ とうとう、卒業だ。 しかし、そんな感傷を持つのは親、だけか・・・ 娘は、新しい生活環境を、また謳歌したいと思っているようだ。 美容院にも行くだろう、化粧もし、服も買うだろう、誰もが一度は通る、大人への道を歩き始めるだろう。
自由

昨夜は、親子4人で、昔からお気に入りの隣町の寿司やに行く。 トロ、ウニ、イクラが、リーズナブルな値段で食べれるのだ。 一仕事終えた娘は、もう、どこでバイトするか、色々と考えているようだ。 あの店でバイトしたい、でも、あそこも面白そうだ、賄い食は、何が出るだろうか、などと、楽しそうに話をしている。 当面は、もう何も懸念することが無い開放された気分だろう。 そして、色々な面で、親からも解き放たれて、自由を得たいのだろう。 充分に食べて、飲んで帰宅する。 私が風呂から出ると、娘はコタツに入ったまま眠っていた。 何もかもから解き放たれた、安らかな顔をしていた。 起こさず、そのままにしておいた。
合格通知

娘が、もう一校、合格したとの事。 合格通知が、昨日、来たらしい。 それを家内から聞き、夕食時に娘に、「おめでとう! 良かったな!」と伝えるが、本人は、ケロッとしている。 それが、どうかしたの、とでも言いたそうな顔だ。 センター試験の結果で、多分、合格と思われる学校よりも、今回の合格学校は、彼女の中ではランクが下で、簡単に言えば、滑り止め、というトコロらしい。 しかし、合格は合格、私などは、やはり、嬉しい。 ふと考えた。 もし、娘が心から行きたいと望んでいる学校がダメだったら・・・ 私は、もう1年、チャレンジさせてもいい、そう考えている。 これは、本人が、その時に決めればいいが、たかが1年、されど1年だろうが、最悪、そういうつもりで居る父であること、今夜、娘に伝えておこう、だから、アトの事は考えず、今、精一杯、頑張りなさい、と。
褒める

受験を楽しい、と言った娘、そう言った時にも、私はその場で、「大したもんだ!」と、褒めたが、昨夜、改めて、もう一度、褒めてみた。 わざわざ娘の部屋に入り、お前は偉いなぁ、と褒めた。 すると娘、その場では私に何も言わなかった、いや、いつものように、早く部屋から出て行けと言ったが、そのアト、家内に、こう言ったそうだ。 「今日のパパ、どうかしたの・・・? 何か、変・・・」 叱ったり、小言を言ったり、イヤミを言うのは、とても容易い、そして、私は、それが得意だ。 しかし、褒めるというのは、そのタイミングが難しい、そう感じた。 ただ、私の場合、「褒める」という意識よりも、「自分が嬉しく感じた事」、それを言葉にして伝えている、そんな感じのつもりでは居るのだが・・・ どうも、それが、上手くない、らしい。
受験が、楽しい

驚いて、そして、大笑いした。 やはり、本物の「若さ」は、大したもんだ、と感じた。 受験生の娘、「受験が、楽しい」と、言うのだ。 最初、我耳を疑ったが、ニコニコして、こう言う。 「だって、もしかしたら、運が良ければ、行きたい学校に行ける、そう考えると、楽しい!」 しばらくは、空いた口が塞がらなかった・・・ しかし、悲壮感を漂わせ、神経質に、暗く、黙々と挑む姿を考えれば、何とも、明るくて、陽気で、また頼もしいものだ。 娘の態度に、真剣みが足らない、そうは、ちっとも感じない、大したもんだ、と、我娘ながら、見直して、そして、大笑いした。
I am proud of you!

どうも娘の体調、快復したようだ。 昨夜など、娘の部屋から歌声まで聴こえたので、ホッとしていたが、今日は更に、笑顔も戻った。 家内と顔を見合わせて、一安心・・・ 娘の体調が良くないと、家の中は、暗い雰囲気、しかし逆に、娘の笑い顔が戻ると、一転して、いつもの笑の絶えない家庭に戻る。 よく頑張ってる、心から、そう思う。 今の受験体制を非難するのは誰でも出来る、逃げ口上として、分かったような口をきく事は容易い。 受験のシステムにしても、先般のヒアリングの機器、思ったとおり、オークションに出されているが、受験自体をビジネスにしている、それで稼いでいる人、組織、会社もある。 しかし、受験に果敢に挑戦する姿は、娘でなくとも、応援したくなる。 



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